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同和教育

2004年11月25日

同和教育
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今の職場に勤めていて一ついい事がある。それは「同和教育」があると言う事だ。
同和教育ってのは言ってみれば人権の教育で、互いに人として尊重しましょう!と言うもの。

こういった教育が放っておいてもあるってのは非常にいい事。
普段は埋もれてしまうことを定期的に思い出すことが出来るのだから。

ただ、世の中、きれい事だけでは済まなくって、何故こういった形で教育の機会を設けなければ行けないのかを考えないといけない。
人は平等と言うけれど、それはある意味本当の事だと思うけれど、ある意味嘘だと思う。

何故歴史的に身分階層が作られたのか。それは支配しやすいからに他ならないが、人の心の弱さからのスケープゴートを巧みに具現化したからに過ぎない。
人は辛い時があった時にどう思うだろう?楽しい事を考える?辛い時には楽しいこともあまり浮上して来ない。
でも、辛い時にもっと辛い人のことを考えて、「あの人よりもはまし…」と考えると楽になった経験はないですか?

そういった、自分はこうだからこうだ!と言う絶対的な価値観ではなく、自分と他者を比較して、あっちはこうで自分はこうだからこうだ!と言う相対的な価値観で考えていることが多い。
言ってみれば気持ちの持っていき場所を作りたがる。それも安易な所に。

でも、これは自分の心の保護回路でもある訳で、他者の劣っている所と自分の優れている所を比較して、優越感に浸る。その事で、心の平穏が保たれる事を悪いことだとは言えないと思う。
ある意味必要悪だと思う。

でも、こういった気持ちが表に出ているところで生きていくのは誰もが辛い。
だから、基本的にはこういう事は表に出さないし、夜寝る前に一日を振り返って自分を慰める程度の事だと思う。

でも、そのために苦しんでいる人がいるのも事実で、ついつい忘れがちな事ではある。
…と言う事で、この同和教育があった訳なんですけど、いい資料をもらいましたので、追々まとめて行きたいと考えている。やはりふっと忘れてしまう事柄ばかりだけど、立ち止まって考えてみると世の中矛盾だらけ。こんな世界がある事に対して盲目になってしまってはいけないから。

ただ、、、「大事だよ あなたも わたしも あの人も」(人権ながのパンフレット表紙より)とか言うのも見ると偽善だな…とは思ってしまう(^^;
人を等しく愛することは私には出来ない。

Posted by りじんぐ at 11:50

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