2004年09月14日
破綻[ ]
久々に犬夜叉なんぞを見てみる。
「おっ!歌変わった!」
…なんて思うのだから、何ヶ月ぶりに見ているんだろう(^^;;
で、テレビを点けたその日がまさに最終回だったのですが、お話しは全く終わりません。
いかにも原作どおりに伏線を張りながら「俺達の旅は続く!」と終わりました_| ̄|○
ゴールデンタイムで今まで原作に追いつきそうになるたびどうでもいいようなオリジナルストーリーを突っ込んでいた挙げ句、打ちきり。それもテレビで完結させようとはしない。
最近、こんなのが増えてきているような気がするのは気のせいですか?
終わらせなければ、OVA展開、映画展開などで続ける事が出来る…ってのはあります。
中途半端な終わらせ方よりも続きは原作に任せた!って言う方が破綻のない終わり方が出来ると思います。
…っと、書いていて思い当たるのは既に世はメディアミックス展開だと言う事。
昔、イデオンなるアニメがありました。最終回はとんでもないものでしたが、話は終わりました。
ただ、あまりに唐突なのでそれを補完するための劇場版は作成されましたが…
時は今、テレビ放映があり、コミックス展開があり、必要ならばOVA展開、劇場展開をしてもファンがついて来てくれると言う事なんでしょう。
私が幼かった頃はこのアニメに原作コミックスがあるとか、コミックス展開されている事も知りませんでした。
更に、OVAや劇場でやっている事すら知りませんでした。
テレビアニメが全てだったのです。今は違いますか?でも、一般の、、、そう、年齢層の低いアニメファンの意識なんてこんなものだと思います。
一部の意識の高いファン向けにはコミックス展開、OVA展開などで積極的に売っていく事も出来るでしょうが、それはそれはファンの選抜と言う感じに、どんどんコアな層を作っていくことになり、コア層向けの商売となってしまう。
ライトな層を置き去りにしてしまうと、次の世代が育たない様に思うのは気のせいでしょうか?
コアな層が成長し、そのコアな層がコア層向けにアニメを作っていたら、どんどん先鋭化し、先細って行く気がします。
せめてテレビアニメはテレビアニメで完結して欲しい。
それも、月曜19時なんて言う全国ネットのゴールデンタイムならば尚更のこと。
アニメを作っている方の意識改革を望みます。
一つの作品を作ってください!と。