2006年09月14日
落ち着いた暮らしのために[ ]
固定資産税の口座自動引き落としの手続きをして来た。
これで、市民税、軽自動車税と合わせて、自動引き落とし手続きが終わり、あとは口座にお金だけ用意しておけば良いという様になり手続き的には楽になった。
口座の方も通常使用している口座とは別個とし、まさに税金引き落とし用の口座とした。また、この口座にはamazonとgoogle adsが振り込まれるため、おそらく、何もしなくても税金を納めるためのお金には困らないと思う。
この日本というのは不思議で、人がただそこに存在するだけでお金がかかる。
所得税、市民税というのはまあ仕方がないけれど…とは言え、お金が右から左に動くだけで税金がかかるというこの世の中は不思議と言えば不思議だ…固定資産税と言うのは家を持っているだけで、土地を持っているだけで税金がこんなにもかかるのが恐ろしい。
昔は、土地持ち、家持ちというのは富の象徴だったのかもしれないが、実際の所、長野の田舎では、大多数の人が土地なり、家なりを持っている。そこに対して年間10万円以上の税金。月にすれば1万円以上の税金であり、下手すればどこかのアパートの家賃になってしまうような税金がかかる。
家を持つのは決して資産にはならず、負債にしかなりえないというのは、まこと当然の事なのだろう。家・土地を数千万円で取得し、大きな固定資産税がかかり、かつ、何年に一度は補償費用が数百万円単位でかかってくる。
手に入れたのは自己所有という満足感と、好きに部屋を使えるという安心感くらいだろうか?しかし、その裏には数多くの負担が隠れている。
最近、仕事柄人の様々な欲深さを見ることが多くなった。
これだけの資産を持ちながらもそれでもまだどん欲に欲する。人は欲で生きているのだなぁ~と思う。そして、富は公平には分配されず富めるものはさらに富み、貧しいものはそれなりに…という感がある。
またこの富というのも一代で築き上げた人は少なく、殆どが親の資産を継承しており、どこに生まれ落ちたのか?それだけが問題で、いたずらな運命の星の下、翻弄されているにすぎないような気がする。
結局の所、どこに生まれるか?それだけで人生の大きな部分は決まってしまっている様で、人の世の選択肢の幅を感じてしまう。もっとも、上を見ればきりがない…と言うだけで、下を見ていないからそんな事が言えるのであり、下を見ればそれはそれで際限なく下がいる…というのは、今の世の中の理不尽さを象徴するものなのだろうか。