2010年03月23日
怠惰のツケ[ アニソン ]
…っと、時間が空いてしまって、何を書いていたんだっけかな?
一応、既にある程度書いてある原稿もあるのだけど、まっ、いいかな…。読んでいる人もいないだろうから。。。
ゲーム業界についても分析してグラフも既にアップロードしていたりするのですが、なんだかもうどうでもいいかな?って気が…
そんな訳で、内容を変更してお届けしております。
なぜなら、あらゆるものが、出来上がった途端に陳腐化を始めているからである。そして、明日を切り開くべき有能な人材がそこに縛り付けられるからである。ドラッカーは、こうした陳腐化を防ぐためには、まず廃棄せよと言う。廃棄せずして、新しいことは始められない。
誠、このとおりなのだろうな…と思います。昨今の「○○不況」。既存の価値観が全て崩れ落ちていくかのように今まで売れたものが売れなくなり、時代は移ろっています。
…が、そもそも「○○不況」と冠する前に、不況になることは当たり前のことではないか、言い方を変えると、一つのもので売れるのは一定期間しかないのではないか?と考えると、なんとなく合点が行く自分がいたりします。
今、私たちが当たり前のものとして手に取っているもの、それは当たり前であるが故にワクワク・ドキドキしません。御馳走を食べることが稀だった時代、御馳走を食べることはワクワク・ドキドキしたでしょう。御馳走を食べたいと思ったでしょう。でも、御馳走が当たり前になった時代…、食卓に普通に銀シャリがのぼる時代では、もはやそれは特別なものではなく、もっと別のワクワク・ドキドキするもの、、、例えば寿司を食べよう!とか思うわけで、消費の方向性がそちらを向いてしまうのではないか…と。当たり前になると、必要なときに手に取ることになり、意識して消費をすることがなくなります。そういった当たり前の物の中で、手に取ってもらうためにはその物の自力が必要になると思います。
CD、ゲーム、バイク(参考:市場規模はピーク時の6分の1!? バイク業界にみる縮小市場で生き残る方法)…、全て「○○不況」でくくられそうなジャンルですが、どれもこれも一般的になりました。すると、もうこれらを所有する、これらを使うことでワクワク・ドキドキが得られなくなったとすると、もっと別のものを求めて行ってしまうということではないでしょうか。
逆に言うと、新しい楽しみ方を提案できなかった業界の怠慢と言えると思います。
まあ、そういう中でも任天堂の新しい方向性の追求というのは、元ゲーマーの私とすると、凄いなぁ~と思う事柄です。
逆にPS3,XBOX360の様なゲームはリアルさを追求するあまりゲームというものの本質を忘れてしまった…という気もしないではありません。